大麻と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
「麻薬」「違法薬物」「マリファナ」「ダメ。ゼッタイ。」・・・怖いものというイメージかもしれません。
では、麻(あさ)と聞くとどうでしょう?
夏向きの硬く張りのある、シャリっとした生地を思い浮かべるでしょうか。
実はそのどちらでも無い、日本人にとっての「本当の大麻」もしくは「大麻の真実」を皆さんに知って欲しいと思っています。
先日執り行われた大嘗祭にて、 大麻が注目されるようになってきました。大嘗祭とは天皇が即位の礼の後、初めて行う新嘗祭(にいなめさい)です。
この儀式にもっとも重要なものが、「大麻の織物=麁服(あらたえ)」とされています。これは「服」ではなく、巻物のように長い一枚の大麻の織物で、天皇陛下が威霊を体得される為に神座に神御衣(かむみそ)として祀るものなのだそうです。
そして昔から「阿波忌部族(あわいんべぞく)」の麁服でなければならず、現代でも阿波忌部族の直系である三木家が畑作り、種蒔きから織りまでの一連の作業すべてをご神事として司っています。
伊勢神宮の御神札(おふだ)は、「神宮大麻」と呼びます。
昔は本当に麻そのものを配布していましたが、明治4年以降は、現在の御神号「天照皇大神」(あまてらすすめおおかみ)と押印したものになりました。
現代では、大麻の繊維は身近なものではなくなりましたが、しかしどうしても他のものに替えられないものがあります。
日本人のアイデンティティーにも関わる、精神的な部分。神道での祓い、清めのツールとしての利用です。
また、赤ちゃんの産着に「麻の葉模様」が使われているのも、「麻のように、強く丈夫にすくすくと成長して欲しい」という願いがこもっているのです。
日本人は、本来性善説で生きていると思います。「人でなし」ってググると、ウィキペディアに「人間の心を持っていない冷酷な人に対する蔑称」とあります。
そういう言葉があるのも、「人間の心は温かいもの」という前提があるからですよね。
ステキな考え方だなぁって思うのです。
日本人のそんな精神性を支える大麻、決して失ってはいけないと思います。
ぜひ皆さんに大麻に触れて、祓い清めて、ピカピカの自分になっていただきたいです。
「正しき直き 麻のごと 世の人草の鏡とも いざ伸びゆかん ひとすじに」
これは鹿沼の小学校の校歌だそうです。
すごくステキな歌詞ですよね。
現代の大麻のイメージは悲しいものですが、「正しく真っ直ぐに」本来の大麻のイメージはとてもポジティブなものです。金色に光り輝く精麻を手にすると、きっとそのエネルギーを感じていただけることと思います。
まずは大麻について簡単に説明をします。(いくらでも長くなりそうなので手短に)(笑)
そして精麻を綯い、叶結びを結び、神麻飾りを作ります。
精麻を綯うことが出来るようになれば、あとはアジアンノットなどの手法で色々な飾りを作ることが出来ます。
やり方がわかれば、麻紐を使ったアクセサリーなども作れるようになりますし、三本で綯えば注連縄を作ることも出来るので、お正月の注連飾りも自分で作れるようになりますよ。
主催:かえるくらぶ
日時:2020年8月27日(木)
場所:最寄り駅 茅場町駅
参加費:3000円
※再受講の方は1000円+材料費実費になります。
申込み方法:メールもしくは下記フォームよりお申込みください。
ZOOMを使ったオンラインワークショップも開催しています。
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